口腔内スキャナーiTeroについて
当院では『口腔内スキャナーiTero』を取り扱っています。
口腔内スキャナーとは、従来の印象材（ゴム・シリコンや寒天＋アルジネート）など、やわらかい粘土状のものを使わずに歯型の採得をする装置です。
中でも『iTeroエレメント2』は、1秒間に約6000枚の画像を取り込みながら歯の形態をスキャンして3Dの歯型をデジタルデータ化することが可能で、より正確なデータをより早く得ることが出来るようになります。
型取りが不要
嘔吐反射を持つ方など型取りが苦手な方でも、不快感なく、安心して矯正治療に進んでいただけます。
治療期間の短縮
デジタル上で製作するため、矯正装置・被せ物の装着までの期間が短縮され、手作業と比べ作業工程が少なくなるため製作エラーも減らせます。
データの永久保存
模型では長期保存が困難であるのに対して、スキャンした情報をクラウド上に永久的に保存できます。
優れたスキャン技術
矯正装置から被せ物まで幅広く対応できるため、多様性に優れています。
当院が印象採得をデジタル化する理由
- ◆治療期間を短縮することができます。
- ◆患者さんへ最新技術を提供できるため、治療負担を軽減させます。
- ◆印象の確認が3D画面で直ぐに行えるため、再採得を減少することが可能です。
iTeroが選ばれる理由
多くの実績をもって、矯正装置から被せ物まで幅広く対応できる柔軟性がある口腔内スキャナーです。
口腔内スキャナーの特徴・メリット
1. 精密・正確さ
口腔内スキャナーの一番のメリットは精密・正確な型取りができることです。
従来の歯型取りの場合では、印象材の型取り時の変形や劣化などにより正確なデータが得られないことがありました。
しかし、『iTero エレメント2』は正確なデータを用いることで、より精度の高い矯正装置や技工物を製作することが可能となりました。
2. 快適さ
従来の型どりはとにかく不快でした。一度経験のある患者さんであればわかると思います。
シリコン材による精密印象は非常に大変です。特に嘔吐反射のある患者さんは、従来の型取りに比べて比較的負担の少ないものと思います。
3. 安全性
口腔内スキャナーは、レントゲンのような放射線は使用していません。また印象材を誤嚥することもありません。
お子さんにも安全にご使用していただけます。
お口の中に入るスキャナーの先端部は、ディスポーザブルになっていて患者さんごとに新しいものを使用するため清潔です。
4. 早い
口腔内スキャナーは、デジタルデータ（STLデータ）のため、インターネットを介し短時間で技工所等へデータを転送することができます。
特に、マウスピース矯正（インビザラインGO）は従来模型を海外へ空輸していましたが、『iTeroエレメント2』は、上記のようにデータ転送するため、マウスピースが完成するまでの時間が大幅に短縮されます。
